2015年06月03日

火山とマガンと北斗星



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テーマ「火山・ハクチョウ・北斗星」を掲げ、北斗星のラストラン撮影に挑戦しました。撮影場所、撮影時刻、天候、そして、越冬するオオハクチョウの行動、この四つがそろって初めて成功すると決意しました。この写真はその成功例です。単なる、北斗星の撮影ではないのです。


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ハクチョウはキタキツネの襲撃を避け、約200m幅の河口近くの安全な場所で夜を過ごします。この写真は早朝のハクチョウの様子です。間もなく飛び立ち、雪のない畑で朝食をすませて帰ってきます。北海道伊達市はオオハクチョウの越冬地なのです。海が凪であれば、岩場の海藻を食します(糞は緑色)。満干潮があり、帰ってくる時刻と場所はその日によって異なります。しかし、曇っていればバックの火山が撮れません。

1月18日は、「大潮、干潮時刻am7:33(室蘭)、晴れ、風力2、気温零下」の気象条件の中で川に氷が張り、鉄橋近くの緩やかな流れのよどみにオオハクチョウが着水したのでした。しかも、寝台特急・北斗星は30分遅れて通過しました。偶然が偶然を呼び、奇跡の撮影に成功したというわけです。


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1か月後のラストラン。去年よりも早くハクチョウは北に向かって飛び立っていました。残念と思いきや、マガンたち約100羽が撮影場所の近くで稲の根を食しているのです。そして北斗星のバックとなっている小高い丘は、7000年前に有珠成層火山が山体崩壊を起こして流れてきた岩屑で形成された丘なのです。「火山とマガンと北斗星」、執念の撮影です。いかがですか?

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posted by 忍ちゃん at 16:54| Comment(0) | 写真