2016年11月26日

海岸・砂州F

「農業用護岸工」建設の風景
2016年11月1日現在の建設現場である。皆さんが目にする防波堤の枠にコンクリートを流し込んで固める段階である。固まれば枠を外します。
「農業用護岸工」建設の風景


大量の有珠山の安山岩
コンクリートと鋼矢板の間は深く削られ、福岡・博多駅前地下鉄工事現場の崩落事故で見られるような地下水の上昇を抑えるシートが敷かれます。その上に膨大な数の「割石」とよばれる岩を置きます。この割石が土台となり、その上にテトラブロックや被覆ブロックを置くのです。
大量の有珠山の安山岩


大量の地下水
博多地下鉄工事陥没に関わり、TVに出演した専門家は地下水を馬鹿にしてはいけないと警告しています。高い山が集めた水は、重力の法則で下へ下へと移動します。最後は海岸を通過し海底へ(海水はある程度抑えてくれる)。その道を水脈といいます。陸の水脈の途中に大きな穴を開けるとその穴から水が勢いよく流れ出し、地下水脈で侵食が進みます。砂浜や海岸近くを掘り返すと、その周辺で地盤沈下が起きるのはこんな理由からなのです。その極致が福島原発での放射能汚染した地下水で、未だに防げないのです。
大量の地下水


ミニ離岸堤
工事が始まった当初、作業の障害となったテトラブロックが掘り出されました。しばらく海岸に積んでいましたが、台風で工事に支障がないよう消波用ブロック用として海岸に投入されました。だったら「農業用護岸工」をつくらずに最初から離岸堤にすればいかったのに!
ミニ離岸堤


離岸堤
ここから約9km東の市内北黄金地区の離岸堤です。海面からの頭の高さが左側から次第に高くなっています。時を経て次第に沈降しますから、この高さで建設年度がわかります。地元の人は大波を防いでいると言っています。本当に波を防ぎたいのなら、テトラブロックを積み上げればいいのではないでしょうか。
離岸堤
(つづく)

posted by 忍ちゃん at 15:03| Comment(0) | 伊達の海
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