2020年09月15日

河口と海岸をめぐって〜7

49. 2009年、初めてみる植物ハマベンケイソウ(多年草 ムラサキ科)が波打ち際近くにあった。この植物との出会いで、砂州の植生に興味が高まった。翌年、この場所が波に洗われ姿を消した。
49ハマベンケイソウ

50. その後、ハマボウフウ(多年草 セリ科)が砂州上にあった。以来、その広がりに楽しみが増した。
50ハマボウフウ

51. ハマボウフウは、安定した砂地に生きる。風でタネが運ばれた(風散布)。花は動物たちでにぎわう。この数年7株が確認された。春の早い時期には、ハマエンドウの花が動物たちでにぎわっている。
51ハマボウフウ

52. 2013年5月の観察メモである。
52 2013年5月の観察メモ

53. 今回は突堤に焦点を当ててみる。写真40〜41をみると、砂浜にうずまっている。この写真はそのうずまった突堤である。

突堤の目的は、侵食を防ぐことにあるので、目的が達したかのように見えたが、再び姿を現したのである53突堤

54. 2013年12月末のスケッチ図。2013年11月30日に「農業用護岸工」設置について、最終的な住民説明会があった年で、砂浜がなくなるという危機感があり、踏み込んで調査を続けていた。建設は年が明けた春である。税金のバラマキである。

迎えた冬は12月中旬に寒波がやってきた。除雪を強いられ、気温が上がると雪解が融け、長流川も増水に見舞われた。
54 2013年12月末のスケッチ図

55. 翌年の3月、その異変をスケッチした。2月には、雪?きのためにブルドーザーが入り、街の雪捨て場がなくなるほどの雪が降った。川の増水で砂州が削られ、テトラポッドに襲いかかったのである。
55異変

56. 水の侵食作用は、テトラポッドの底の砂を削る。コンクリートの重さで沈んだのである。温暖化が、河口の人工物を動かしたのだ。
56突堤と砂州が繋がる

57. 1か月後の様子。
57 1ヶ月後の様子

58. 海に長く伸びていた突堤は、流水の3作用によって大きく変化したのである。地球温暖化を実感した。
58大きく変化した突堤

posted by 忍ちゃん at 15:47| Comment(0) | 河口と海岸をめぐって