2020年07月29日

河口と海岸をめぐって〜4

28. 3.11大津波以降の汽水域の出入り口の様子だ。干潮時には水の出入りが阻まれ、汽水域が孤立するようになった。
28大津波以降の汽水域の出入り口

29. 3.11、1年半後の汽水域だ。出入り口にはヨシが侵入している。満潮時に水が入るが、湧水が多いのも要因となっているようだ。
29 1年半後の汽水域

30. 3.11、2年後のスケッチである。ヒバリが警戒する声に気づき、双眼鏡で場所を確認し行って見た。巣はなかなか発見できなかった。
30 3.11、2年後のスケッチ

31. 5羽いたヒナは、動物の(私の)接近に固まっていた。本能であろう。撮影後、枯葉は元通りにしておいた。巣立ちは何時かと気になり、以後2度、親ヒバリの様子をうかがい、2度目の時、親ヒバリがいなくなったので行って見た。空だった。キタキツネに荒らされた形跡は無かった。無事巣立ったようだ。
31ヒバリヒナ

32. 河口の理解度を高める意味で説明をしておこう。2級河川、道の管理下に置かれている。三角点があり(海抜3.2m)、津波防止の横引きゲート(高さ1m)がある。3.11の時には動かした形跡はない。道の防災会議では5mを予想しているので役立たず。

階段工、突堤、浜崖など、馴染みのない言葉だと思う。陸の成長の速い場所である。
32津波防止の横引きゲート(高さ1m)

33. 横引きゲートから見た終末処理場側である。背の高い植物はメマツヨイグサである。

最近、ハマニンニクの群落に侵入している。植物の根はそのほとんどが地中の菌根菌と関わっているという。メマツヨイグサの菌根菌ネットワークの方が活発なのだろう。

新コロナウイルスの存在を終末処理場の水で検査することが注目され始めている。覚えてほしい。
33メマツヨイグサ

34. 2013年秋、汽水域にはハチジョウナが咲いていた。
34ハチジョウナ

35. 12月末、この年の締めくくりとして観察記録図を作った。横引きゲートからの砂州の幅80mは、「歩測」で導いた。歩きやすい砂1歩73cm、柔らかく歩きにくい砂1歩68cm。平均70cmであることが分かった。砂浜の柔らかさを足で感じると、形成の時間史、植生も憶測できるようになる。
35観察記録図

(つづく)

posted by 忍ちゃん at 15:14| Comment(0) | 河口と海岸をめぐって